
皆さんは、長年ヤフオク!を使って評価を積み上げてきたアカウントが、ある日突然“出品停止”になることをご存知でしょうか?
私は4年にも渡り評価2000を超えるアカウントを運営しており、ルールを守りながら丁寧に出品・取引を続けてきました。
それでも、ある日いきなり出品停止の通知が届いた。
しかも明確な理由の説明は一切なし。送られてきたメールには恐らくカテゴリーミスであろう細則の違反であろう所がリンクしてあった。
まるで監視社会のように、出品者がAIで常にチェックされている。
「少しでもルールに触れたかもしれない」と思えば、即アウト。まるで“罠”にかかったようでした。
これらはAIによって監視されているようで、機械的にOKかNGかの2択で審査されているようだ。その証拠に、ユーザーの事情や環境、常識的なルールなどは無視されあくまで機械による判断で成否が分けられているという印象をうける。
目次
これは何を意味するのか?
今までは多く取引をすればするほどリスティング順位というものが上げられ、より売れやすくなるという背景があったのだが、これからは多く商品を出せば出すほどAI監視による判断を多く受ける事になり、アカウントバンの可能性が常に上昇するという事だ。そもそもヤフオク!のみならず、ECプラットフォームでは日々、規約が追加されているわけだから既に出品している物に対して追いきれないからというのもある。
これは大げさに言っているのではなく、実際アカウントバンされているユーザーは古参や評価の多いユーザーが最近になって被害の声を多く挙げている事からも事情を見て取れる。
特にヤフオク!は最近躊躇せず、良アカウントまでBANしているようだ。
ヤフオク!(ECプラットフォーム全体)はもうユーザー便宜より運営営利が最優先される時代へ
いままで(本記事は2025年6月)は、ヤフオク!、メルカリ、あるいはフリマなどいわゆるCtoC(一般人から一般人の販売)は、ユーザーがそれぞれ売りたいものを、
各プラットフォームの一般的な常識、ルールを順守して物の売り買いを普通に行って取引を行う事で運用なされていた。
しかしこれからはどんどん変わっていくと断言しましょう。今までのルール追加は今まで以上に厳格にチェックされるようになる。
今までは確かに甘く取り締まりはあった物の、本当におかしい奴以外は問題なかったと思います。
しかしこれからは、一般的な物の売り買いは、運営営利の元監視されながら行われる方向に変わっていく。
ヤフオク!の出品者手数料が8%から10%に値上げしたのは記憶に新しい。sms認証で出品、入札が完全認証に切り替わったのは最近だ。
年々と出品者と落札者の敷居が上がっている事は皆さんもご承知の通りだ。
これらの行いからヤフオク!が何を求めているのか?を考えるに想像に難くない。
つまりユーザー間が不義理をし、人格に問題あり等がなければ取り締まらなかったルールから、運営の営利に不都合であるならまともなユーザーでも、アカウントバンまでされるという事です。
理由は別の記事にて紹介。
今までの中立的な立場を取っていたヤフオク!は営利目的のために出品者に厳しくなる理由
カテゴリミスで出品停止になる事は今までは見逃されていた。そもそも完全にカテゴリをマッチさせるというのは人間のミスも含めればしょうがない所もあるからだ。
当方も悪意のないカテゴリーミスマッチの商品は1000品以上だしていたが、出品停止になるのは2年に一回程度だった。
というのも3000品目いっぱい出品枠を使うので1品1品 ジャンルなんて言うのは分からないのが私の言い訳だ。書籍の内容なんかわかるか~い!(怒)
なぜ急にこのように厳しくなったのか。それは環境の変化やヤフオク!のスタンスが変わった今、以下の理由ではないかと推測する。
ヤフオク!(その他メルカリ、ラクマ等)多数のECプラットフォームのしのぎの削りあいにより環境が変わった
ヤフオク!に限った話ではないが、ECプラットフォームは今や目まぐるしく乱立し運営側も収益が確保が厳しくなってきたのは明らかだろう。
収益を今まで以上に上げなければいけないと考えた時に、どう体制を作るか・・を考えれば、昨今の出品者や落札者への対応を見れば見えてくる。
それは収益の取り方を変える事。
事実ヤフオク!は、取引手数料で収益を上げるわけだが、この構造が今までと大分形態が違うという事。
正確には取引手数料を売り手からも取り、更にソーシャルバイヤーからも取るという風に舵を切ったようだ。
そう思わせる節は確かに私も見てきた。以下はその説明となる。
■ ヤフオク!とバイイーの公認構造
私が一番驚いたのは、ヤフオク!がバイイー(Buyee)という海外向け購入代行業者を「公認」しているということ。
バイイーは、我々出品者の出品ページを無断で転載し、eBayなどの海外マーケットで“勝手に販売”しています。
これは事実上の無在庫転売です。
ヤフオク!は「無在庫販売を禁止」と謳いながら、自分たちが認めた業者にはこのルールを適用しない。
しかも、ヤフオク!は落札手数料だけでなく、バイイー経由での転売利益からも手数料を得ているのです。
二重取りとは、まさにこのこと。
■ アカウント停止の理不尽さ
正規の出品者は、カテゴリ選び一つでも間違えれば即“違反出品”と見なされる。
一度違反が累積すれば、何の予告もなくアカウントが「出品停止」になります。
その一方で、バイイーのような業者はヤフオク!のルールに縛られず、どんどん販売できる。
これは明らかに“出品者差別”であり、不公平な運営体制と言えるでしょう。
■ 問われるべき説明責任と倫理性
この不景気。最近は圧倒的に売り手が多くなったという印象を受ける。
というのもここの新着出品の数が尋常じゃない。

前はせいぜい100万程度だったと記憶しているが、爆発的に増えている。
この背景には、物価高不景気に伴い家の不用品を少しでも現金化したいというユーザーが増えているのがそうだろう。
もしくはAIによる出品効率化により、一人が多く効率的に出品できる方法を構築しやすくなったのもあるだろう。(私も自作で大量に商品を出品するツールを作って出しているので人の事は言えないが)
とにもかくにも、ヤフオク!から見ればまさに掃いて捨てるほど売り手はいるわけだから、少しでも粗行を見せるユーザーや怪しいユーザーは切っても全然痛くもかゆくもないのである。
もちろんこの数字は、オークファンなどの外部サイトで売れ残った商品を新規出品に切り替えて出品している数も含んでいるだろうから、一概には言えない。
■ 問われるべき説明責任と倫理性
出品画像や商品説明は、出品者が時間をかけて用意した著作物です。
ヤフオク!はそれを「利用規約で許諾された」と言いますが、本当に利用者は“他サイトに転載される”ことまで想定して同意しているのでしょうか?
これは消費者契約法や著作権法の観点からも疑問が残ります。
■ 「売りやすい」はずのヤフオク!が危険に変わる
もはや今のヤフオク!は「出品しやすい場所」ではなく、出品者を黙って利用し、監視し、切り捨てるプラットフォームになってしまったと私は感じます。
この事実を、もっと多くの出品者に知ってもらいたい。
ちなみに、中国人ソーシャルバイヤーの無断キャンセル、入金遅延などを注意しヤフオク!運営に通報した所、当方が出品停止になったのは驚きを禁じ得なかった。
この事から見ても、国内でゴミのような一般品を買う人は需要は無い、または国内の不景気で取引数が下がっている低迷から
海外からの購入を促進し、文句を言うめんどくさい売り手は有無を言わさずBANするという悪辣卑劣の行動を取るヤフオク!はもはや日本人の味方ではなく金の亡者といっても過言ではないだろう。
まとめ
「売れればいい」という時代は終わりました。
これからは“誰が、どんな構造で”商品を売っているのかを出品者自身がしっかり理解し、健全な取引環境を求めて声を上げる時代です。
この不景気の中、買い手よりも売り手が増加しているため、ヤフオク!からみれば売り手は消耗品のように吐き捨てても利益には全く響きません。
プラットフォームのルールを守ってコツコツと4年運営していたアカウント。
実はこれまで出品停止は3~4回ほど経験している。いずれもカテゴリ―ミスなどだ。
その度、復活申請をしては復活を繰り返してきた。
しかし今回は、アカウントの復活要請メールを出しても全く音沙汰がない。復活させる気なんてないと言わんばかりに。
努力すれば報われるという人社会での鉄則を、努力した分だけ人生を削っていくというシステム。
之でもあなたはまだECプラットフォームに心血を注いで商売をしますか?
ぜひ意見をお聞かせしてほしい。